修理工場のしくみ

 みなさんは、自分が住んでいる地域にある自動車の修理工場(鈑金塗装工場)の前を通った時、「何をしているところなんだろう」、「何だか入りにくいな・・・」などと思ったことはありませんか?

 実は鈑金塗装工場、その中でも「ABAショップ」とは、「クルマ社会を支えるスペシャリスト」たちがはたらいている、クルマ修理の専門ショップなのです。

スプレーマン

 「ABAショップ」主な仕事は、自動車のボディ(車体)の修理です。大きなものでは交通事故を始め、運転ミスやイタズラなどで損傷した車のボディを修復したり、ボディカラーの塗り替え(全塗装)などの業務を行なっています。

 そして、そのほとんどの仕事は、みなさんがご存知のカーディーラーや整備工場からの依託作業なのです。ですから、みなさんがディーラーや整備工場に依頼したクルマのヘコミや小傷の修理は、私たち「ABAショップ」で行われているのです。

 そこで、みなさんに私たちの仕事を知ってもらえるように、事故車の修理の流れをお見せしましょう。

搬入〜見積り STEP 1
 修理する車を引き取りに行き、工場に搬入しました。まず、必要ならば写真を撮り、それから見積りに入ります。
 ここが受け入れの中枢であるフロントマンの「技」と「目」がものをいう重要なところです。
 丁寧に、修理するところを見落しなくチェックしていき、およその手順や行程を頭に描いて、システムコンピューターに入力し、見積り書を作成していくことになります。お客様に見積り内容をお知らせして、必要な部品などの発注や作業の指示書を作成、現場責任者に渡します。
 作業日程を確認して指示書に従って最初の行程から始めます。
[▲もっと詳しく作業を見る]
STEP 2 フレーム修正
 修理する車のダメージの程度によって、フレーム修正のためミリ単位で計測を行います。この計測数値をもとに修正ポイントを確定し、フレーム修正機を使用して、骨格パネルを元の正常な形やサイズに復元・修正します。また、交換に必要な骨格パネルや外板部品などの準備もここで行います。
 大きな事故車は、様々な所にダメージを受けており、前部ならばエンジンの脱着までも行う場合があり、作業は慎重に正確に進められます。
 ここで、フレームを修正した事故車は、計測表を作成してから次の行程である鈑金・塗装部門へとまわされていきます。
[▲もっと詳しく作業を見る]
鈑金〜下地作り STEP 3
 診断に基づいて、鈑金が必要な箇所を復元するために鈑金行程にまわされてきた車の塗装部分を剥がし、その部所によって作業方法を決定、タタキや引き出しなどの技法を使い元通りに復元していきます。この部門は結構ベテランの技術が必要なところで仕上りの精度を左右する重要な部分でもあるのです。
 さらに、精度を上げるためにはパテなどによる下地を作り上げる作業が丁寧に行われます。そして、研ぎ出しの行程を終わった頃に、次の塗装に入る前の色合わせ「調色」という段階があります。ここでじっくりと色合わせを行います。
[▲もっと詳しく作業を見る]
STEP 4 塗装〜仕上げ
 いよいよ塗装の工程に入って、まずしなければならないことは、塗装の必要でない部分を塗装が着かないようにマスキングする作業があります。パテで下塗りして研ぎ出され、マスキングした車体を塗装の大敵であるホコリが着かないように専用の塗装ブースで塗装にかかります。
 調色された塗料をスプレーガンに入れて、塗装部分を丁寧に塗り上げるとともに周辺をぼかしながら仕上げていきます。塗り上がったボディは乾燥ブースで乾かしたり、部分乾燥では赤外線を使って乾かします。乾燥工程が済むと磨きに入りポリッシング機で美しく仕上げます。
[▲もっと詳しく作業を見る]

 このように「ABAショップ」では、みなさんが今後も安心して乗れるように、丁寧に作業をしています。

 もし、みなさんがクルマのキズ・ヘコミなどを気になさっているようでしたら、お近くの「ABAショップ」へおいでください。きっと、親身にあなたのクルマを修理してもらえるはずです。

お近くの「ABAショップ」は、こちらから探せます!

目印は、
 このマークのあるお店へどうぞ
ベッピー
ベッピー
スプレーマン
スプレーマン

ABAマーク
ABAきょうと
京都府自動車車体整備協同組合